長期熟成酒研究会

6.熟マーク認定制度

長期熟成酒研究会の活動を続けていく中で、熟成古酒の存在が少しずつ認識されるようになりました。店頭に並ぶ熟成古酒の量も、30年前に比べれば増えてきました。

その中で、長期熟成酒研究会会員酒造メーカーとして、何かしらの熟成古酒の品質維持、および品質向上のための基準が必要ではないかとの考えから、平成13年(2001年)に「熟マーク」による熟成古酒の認定制度を発足させました。

熟マーク認定基準

熟マークは、

「長期熟成酒研究会が消費者のみなさまに自信を持ってお奨めできる熟成古酒である」

ことを示すもので、「熟マークシール」として認定商品に貼り付けて酒造メーカーより出荷されています。

熟マークの認定基準は以下の通りです。

  1. 長期熟成酒研究会会員の熟成古酒であること。
  2. 会員蔵元の相互間きき酒に3回以上出展され、調和のあるおいしい熟成古酒であると認定されたもの。
  3. 熟マークシール認定委員会において、認定された熟成古酒であること。

また、熟マークシールには、濃熟、中間、淡熟の3種類があり、それぞれ異なる色を用いることで、消費者のみなさまにもわかりやすい表示となるよう心がけています。

  • 濃熟・・・・・金色
  • 中間・・・・・橙色
  • 淡熟・・・・・緑色
熟マーク(濃熟)

濃熟タイプ・・・金色

熟マーク(中間)

中間タイプ・・・橙色

熟マーク(淡熟)

淡熟タイプ・・・緑色