Vintage Sake vol.33 「もっと日本酒のPRを!!」

「もっと日本酒のPRを!!」
長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎

長期熟成酒研究会 本郷顧問内閣総理大臣揮毫の額が清酒メーカーの事務所や蔵に掛けられている。国会議員の「励ます会」やパーティーに顔を出すと、清酒の姿はない。「清酒はあるの」と聞くと「今用意いたしますから」と、時間をおいて燗酒が出てくる。各地方の酒造家は資産家が多く、町の有名人である場合が多い。経済的に割高になる。

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Vintage Sake vol.32 「伸長する清酒の輸出」

「伸長する清酒の輸出」
長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎

長期熟成酒研究会 本郷顧問国内、昨年7月から今年6月までの1年間の清酒の課税移出は62万582キロリットルで、5年前と比べて11万5973キロリットル減少である。その国の伝統の酒は、いずれも減る傾向にある。

1956(昭和31)年度には4135あった日本酒製造免許場数は1944まで激減、実際に稼働しているのは1300程度となっている。2009(平成21)年度の生産量は62万582キロリットルで、約35年前の1973年度176万6111キロリットルの35%になっている。

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Vintage Sake vol.31 「誕生年の熟成古酒」

「誕生年の熟成古酒」
長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎

長期熟成酒研究会 本郷顧問結婚する2人の生まれ年のワインを探し出して、これを手元に置くことは珍しいことではなくなったが、生まれ年の熟成古酒を探し出すのはなかなか難しいのが日本の現状である。

結婚の平均年齢も遅くなり、熟成期間が40年近い日本酒は希少、貴重である。もちろん一般販売は中止になっており、メーカーか、古酒流通ルートをたどって掘り出すしかない。

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Vintage Sake vol.30 「列島に様々な熟成酒」

「列島に様々な熟成酒」
長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎

長期熟成酒研究会 本郷顧問長野の縄文時代のある遺跡から、我々の祖先が酒造りをしていたと思量される山ブドウの種が付いた土器が発見された。その後、この地で古伊万里の徳利の中に1689(元禄2)年当時の酒が見つかった。九州と長野の地、これらの陶器は全国に流通していた事になる。

太平洋戦争後、清酒メーカーは戦中の統制からの復活を目指した。一時止められた市場の復活の一つとして、地方ごとに地酒の相互販売を始めた。銘柄はそれぞれ地方のものだったので、地方の有名な陶器の容器に詰めて出すことが多くなった。

そうした中、陶器の焼成温度いかんでは、その後の酒の品質に大きな影響を与えることが判明した。焼成温度800℃以下では2、3年で酒が重い味になり、土の香りさえ感じる。焼成温度1800℃以上の磁器では、酒の熟成が進まぬことが分かり、1200℃前後の温度が良いとなった。

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Vintage Sake vol.29 「鉱山坑、防空壕活用の熟成酒」

「鉱山坑、防空壕活用の熟成酒」
長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎

長期熟成酒研究会 本郷顧問雪の積もる地帯の酒蔵の建物は頑丈である。1メートルを超える積雪にも耐える必要がある。蔵内に張り出された大きな支柱は、心休まる美を有している。製造蔵として、あるいは貯蔵熟成蔵として百年単位の企業活動を守ってきた。

盛夏に酒蔵に入ると、通常冷たい肌あたりを感じる。蔵元は日の出前に蔵窓を開け、日の出後に閉める、貯蔵熟成に最高の環境をつくるのが日課である。

日本の南の地域では、昔から泡盛や焼酎の熟成古酒造りがあったとの一般認識があるが、北の地域ではあまり聞かない。

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